2018年にリップルは最高値である400円台へ一時突入しましたが、その後の仮想通貨全体の暴落に巻き込まれる形で下落し続けました。ある種、バブルが弾けたと言っても過言ではないかもしれないです。

しかし、他のビットコインやイーサリアムを始めとするメジャーな仮想通貨は、ゆっくりとですが価格が上昇し戻りつつある中、リップルだけは未だ低調な価格を保ったままです。一時400円台を突破したリップルも、現在(2019年10月)は40円台と1/10の価格となっています。

そこで気になるのは、リップルの価格がなぜ上昇しないのかということです。今回は上昇しない理由について見ていきます。

2019年になっても、リップル(XRP)はなぜ価格が上昇しない?

他の仮想通貨は暴落後から、立ち直るように価格が上昇傾向にあるのに、リップルはなぜ価格が上昇しないのでしょうか。いくつかの要因が考えられますが、リップルの発行上限が関係している可能性があります。リップルの発行枚数上限は1,000億枚です。

それに対して、ビットコインの発行上限は2,100万枚と、リップルは非常に発行上限が多いのです。すでにリップルは1,000億枚全てを発行しているのですが、市場に全ての通貨があるわけではありません。約50%以上はリップル社が保有しており、毎月10億枚ずつ市場に流すことが決まっています。

つまり、ゆっくりではありますが、市場に供給されるリップルの枚数は増え続けているため、ある程度の需要がなければ価格の上昇が難しくなります。

そのため、リップルの供給を上回るレベルでの需要がなければ、価格上昇は難しいのかもしれません。

SWIFTの存在があることも関係している

リップルは、国際送金のスピードや手数料を改善して使いやすくするために開発された仮想通貨です。よくブリッジ通貨と呼ばれるのですが、その機能を利用している人が少ないことも要因となっています。

現在、国際送金で広く利用されているのは銀行ネットワークのSWIFTです。

おそらく、多くの利権などが絡んでいるために、リップルの方が手数料も安く短時間で送金できたとしても、未だSWIFTが利用されている現状があるのです。

そのため、リップルがいくら通貨を供給したとしても、SWIFTなどの送金システムが使われている以上、リップルの需要が増えないので価格も上昇していないことが考えられます。

つまり、ブリッジ通貨を目的としているリップルが国際送金での需要が出てこない限り、価格上昇が期待できない可能性があるのです。

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